再会は魔法のような時を刻む～イケメンドクターの溺愛診察～

『き、嫌いとかじゃないよ。でも、私達は幼なじみだし、それに…瑞みたいな秀才のイケメンとは、中身も外見も全然釣り合わないし。好きとか言われても、どう答えればいいのか…ましてや、一緒に住むなんて』


とりあえず、今の思いを並べて、言葉にしてぶつけてみた。


『愛莉は…俺のことイケメンだって思ってくれてるんだ』


思わずハッとした私の顔を見て、瑞は少し照れたように微笑んだ。


『俺は別に普通だけど、愛莉の中でイケメンでいられるなら、それって、すごく嬉しいことだから』


瑞…


あなたは自分を全然わかってない。


そんな超ド級のイケメンなのに、謙遜が過ぎる。


『釣り合わないとか…それはお前自身の主観であって、俺の思いとは違う。お前に似合う男は俺だけだし、俺に似合う女もお前だけだと思ってる。他には…選択肢は無いんだ』


瑞の強引さに、ただただ驚く。


でも、こんなにも私を想ってくれてることは…正直、素直に嬉しかった。