再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
『愛莉の手作り料理か…いろいろリクエストしたいけど、今日は…そうだな、カレーがいい』


『ほんと?私もカレーが食べたかったんだ』


『チキンか、ビーフか、シーフード』


『う~ん、じゃあ、シーフードにしよっか』


『いいね』


こんな言葉のキャッチボール。


こういうのに…


私は、ちょっと憧れてたのかも知れない。


レジに行くと、いつも元気に声をかけてくれる店員さんが、私を見て驚いた顔をした。


『まさか!あなたたちがご夫婦だったとはね。驚いたわぁ~』


え!!


夫婦って!


しかも、そんな大きな声で…


『ち、ち、違います!私達、夫婦じゃないですから!ただの幼なじみなんです』


私は大慌てで否定した。


『あら、幼なじみなの?とってもお似合いなのにね~あなた、最近たまに見かけるけど、本当に近くで見てもいい男だね~』
< 86 / 185 >

この作品をシェア

pagetop