再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
カレーの良い匂いに包まれ、2人でテーブルにつく。


『美味しいといいんだけど』


『いただきます』


瑞が、1口食べる。


『うん、すごく美味しい』


『本当?』


『店出せるレベル』


『それは褒め過ぎだよ』


『本当に美味しいから、美味しいって言ってる。こんな美味しいカレーは初めてだ』


『あ、ありがとう。そんな褒めてもらえるなんてね。でも作ったかいがあるよ。瑞も手伝ってくれてありがとうね』


すごく大げさだし、私に気を遣ってくれてるのかも知れないけど…


でも、誰かのために料理して、褒めてもらえるって…


こんなにも幸せなことなんだね。


また作りたい…って、ワクワクした。


食事の後、ソファに座って、瑞が入れてくれたコーヒーを飲んだ。


温かくて、ホッとする。


『私、早速、ホームセンターに行って、お花とかプランターとか買ってくるね。車で行ってくるから、瑞は勉強してて』


『わかった。一緒に行きたいけど…我慢する』


その言い方…またキュンとさせるんだから。
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