再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
『瑞…ごめん…そんな風に言ってくれて、私…すごく嬉しいんだよ。本当に…嬉しいの。だけど…今は、もう少しだけ待ってね…』


自分の気持ちがはっきりするまで、きっと、あと少しのような気がする。


だから…


ごめん…ね。


『…わかってる。ちゃんと待とうって思ってるのに、俺、ムキになって…最低だ。考えようとしてる愛莉を悩ませるなんて。本当に…ごめん。ちょっと…部屋に行く』


瑞…


私のせいだ…


私が、煮え切らなくてウジウジしてるから。


瑞は部屋で勉強してるのかな?


今は…どう声をかけていいかわからない。


1日も早くこの生活に慣れて、自分の気持ちを落ち着かせながら、瑞とのこと、キチンと考えたい。


私は、瑞と自分のコーヒーカップを洗って、後片付けを済ませてから、ホームセンターへと車を走らせた。
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