離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「愛してるよ…梓」

雅樹さんはチュッチュッと私の額や頬、唇に何度もキスを落とす。
箍が外れた彼はとっても性急に私を求める。

私も待ち望んだ彼との甘い時間。
次第にココロよりも先にカラダが素直に彼の愛撫に絆されていった。

指先が敏感な場所を探り当て、執拗に弄られていく。

「梓…その顔が一番可愛いかもしれない…」

雅樹さんは不敵な光を切れ長の目に浮かべて、嬌声の漏れる唇に優しくキスを落とした。

キスにかき消される声。
喉奥にこもって、全身が熱く滾って焦がれていった。

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