離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
彼もムクリとカラダを起こす。

私は自分の姿に顔を赤くして、布団を引っ張り肌を隠した。

「今更だろ?梓」

「でも・・・一応恥じらいは持っておいた方が…」

「恥じらいね…」

彼は布団に包まる私のカラダの背後からハグする。

「そんなにくっついたら…また…」

「また…何?」

「分かってるクセに…私に言わせないで下さい」

「梓のあの時の声が耳から離れないよ…」

「雅樹さん!?」

「でも・・・まぁ―俺のお腹空いてるし…続きは夜にしよう」

彼は不埒にもう夜のお誘いを仕掛けて来た。

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