離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「俺のリクエストに応えてくれてありがとう。梓」

彼のリクエストで私は彼のYシャツに身を包んだ。

長さは丁度太腿が隠れる大きさで私の腕には長いで袖は三つ折りにした。
でも、室内は暖房がかかってるとは言え、十二月…足許が寒い。

「足が寒いです」

「じゃこれを履けばいいよ…梓」

彼はモコモコのウサギスリッパを持って来た。

「これで寒くないだろ?」

「でも・・・恥ずかしいです…」

私は必死に伸縮性の全くないYシャツの裾を引っ張って足許を隠そうとしていると雅樹さんが私に向けてスマートフォンを向けた。

「もしかしてこの格好撮ってます?撮らないで下さい…」

「いいだろ?可愛いじゃん」



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