離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
夕食は宅配ピザで済ませる。

「そう言えば…梓って…俺が初めてじゃないよね…」

「はい…」

「俺で何人目?」

「付き合った人の数ですか?」

「いや…男性経験…」

「二人目です…」

「ふ、二人目!!?じゃ前に付き合っていた男が梓の初めての相手?」

「・・・はい」

私は恥ずかしく間をおいて答えた。

「二人…その初めての男って…まさか世良か?」

「世良さんじゃありません…」

「じゃ誰だ?」

今まで、私の過去の異性関係など全く訊いて来なかった雅樹さん。
なのに、急に執拗に探りを入れて来る。



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