離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
俺と梓はココロを重ね、二人で永遠の愛を誓い合った仲なのに。

そう簡単に離婚なんてする気はない。

梓の元カレは神戸先輩。

神戸先輩を見た梓の態度に納得しながらも嫉妬に狂っていた。

神戸先輩よりも早く梓に出逢いに彼女と交際していたら、俺が彼女の全ての初めて相手になれたのに。

そんなコトに拘る俺は相当重症な彼女限定の恋の病を発している。
俺は世良の送迎車で『ビバレッジレジデンス』を目指す。
窓が濡れたのを見て、雨が降っていたコトに気づいた。


「どうでしたか?脇坂頭取親子との会食は…」

「砂を食べているようで、マズかった・・・部屋に帰って梓の顔を見て、口直しする…」

「そうですか…」

「世良お前は知っていたのか?神戸先輩が梓の元カレだって…」

「あ・・・まぁー・・・」

「知らないのは俺だけか…それならそうと言ってくれ」

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