離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「梓が羨ましい…」

美映は私があの「妊活アプリ」を活用し、意図的に赤ちゃんを作ったと思い込んでいた。

「神戸店長とは顔見知りなんでしょ?」

「まぁ、そうなんだけど」
元カレとは説明していなかった。

「高屋夫人もお食事ですか?」

神戸さんが唐揚げセットを載せたトレーを持ち、私達に話し掛けて来た。

「あ・・・はい」

「席空いてないようだから…相席してもいいかな?」

「いいですよ!!神戸店長」

美映はワントーン声を上げ、可愛い笑顔で神戸さんを受け入れた。

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