離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「俺に話って何だ?」

「恋人は作らないのかなって…」

「恋人?恋人よりも今は仕事だ…」

「それは見てたら分かるけど…高崎社長も心配してたぞ」

「・・・心配してるのはお前だろ?高屋。峻斗を引き合いに出すな」

「どうして俺が?」

「…俺に対するお前の目が凄く気になるんだよ…奥さんのコトはもう昔の話だ。大体、奥さんはお前の子を身ごもっている。お前のモノじゃないか…」

神戸先輩は迷惑そうに眉を顰め、カクテルを一気に飲み干した。

「俺と梓は二人のように交際期間がないから…」

「交際期間がない?それってどういうコトだ?」

神戸先輩の声が頓狂になった。

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