離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「・・・先にお二人が搬送され…私は御主人の手当てでその場に残りました。正直言って、母子と共に非常に厳しい状態でした。
彼は我々の懸命な蘇生処置に感謝し、涙を流されていました。あんなにも妻と子を想う男性に出逢ったのは貴方のご主人が初めてでした。俺自身も泣いてしまいました」
不知火さんは瞳に涙を潤ませた。
私も胸が熱くなり、目にはいっぱいの涙が溢れて、その涙の粒は月光のように反射した。
視界が光に包まれる。
不思議な現象だった。
「・・・これはご主人が貴方に伝えてくれと頼まれた言葉です…俺の字は下手ですが…許してください」
不知火さんは涙ぐむ私に小さな紙切れを渡した。
字は不知火さんの字だけど、書かれてる言葉は彼が私にあてたメッセージ。
『俺の人生の一番の成功は梓に出逢えたコトだ。ありがとう』
「その言葉を発した後…ご主人の容体は急変し、意識を失いました…」
「・・・これが彼の最後の言葉…」
「・・・遅くなってすいませんでした・・・もう少し早く…」
「いえ・・・ありがとう御座います…」
私は益々雅樹さんのコトがスキになった…
絶対に彼とは離婚しない…
――――こんなにも私を大切に想って愛してくれる人は他に居ない。
極限の中で自分の命を挺して、彼は私と雅を黄泉の国から救い上げてくれた。
彼の愛が私達を救った。
彼の一途で純粋な愛はとても美しい花だった・・・
私と雅だけが見た気高く咲き誇る愛の花ーーー・・・
彼は我々の懸命な蘇生処置に感謝し、涙を流されていました。あんなにも妻と子を想う男性に出逢ったのは貴方のご主人が初めてでした。俺自身も泣いてしまいました」
不知火さんは瞳に涙を潤ませた。
私も胸が熱くなり、目にはいっぱいの涙が溢れて、その涙の粒は月光のように反射した。
視界が光に包まれる。
不思議な現象だった。
「・・・これはご主人が貴方に伝えてくれと頼まれた言葉です…俺の字は下手ですが…許してください」
不知火さんは涙ぐむ私に小さな紙切れを渡した。
字は不知火さんの字だけど、書かれてる言葉は彼が私にあてたメッセージ。
『俺の人生の一番の成功は梓に出逢えたコトだ。ありがとう』
「その言葉を発した後…ご主人の容体は急変し、意識を失いました…」
「・・・これが彼の最後の言葉…」
「・・・遅くなってすいませんでした・・・もう少し早く…」
「いえ・・・ありがとう御座います…」
私は益々雅樹さんのコトがスキになった…
絶対に彼とは離婚しない…
――――こんなにも私を大切に想って愛してくれる人は他に居ない。
極限の中で自分の命を挺して、彼は私と雅を黄泉の国から救い上げてくれた。
彼の愛が私達を救った。
彼の一途で純粋な愛はとても美しい花だった・・・
私と雅だけが見た気高く咲き誇る愛の花ーーー・・・