離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「雅樹さん…」

「梓…」

私は目の前に立つ彼に思いっきり抱きつく。
温かく日溜まりのような温もり。

「そんなに抱きつくな…」

「だって…」

彼は抱擁を少し緩め、私の顔を愛しそうに見つめて優しくキスを落とした。

「愛してるよ…梓」

二年の時を経て目覚めた彼はとても甘い愛妻で、子煩悩な人になっていた。
でも、彼は私達の命を救ったせいで、障害を負ってしまった。

フランス製のベットの中で、彼の睦言を訊き、二人だけの極甘な夜を過ごした。






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