離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「夕食はお寿司か…雅のリクエストか?」

「ううん…私の調子が悪いと言うか…もしかしたら、二人目デキたかもしれなくて…」

私は暗い顔ばかりして、最近笑顔の少ない雅樹さんを元気づける為に包み隠さず、二人目の妊娠を告げた。

「えっ?あ…そっか…二人目か…」

「パパ、なに?」

「雅に弟か妹がデキるんだよ…」

「おとうと、いもうと・・・やったー!!ボクにおともだちが出来るんだ…なにしてあそぼ??」

「弟と妹はお友達じゃないぞ…でも、雅からすれば…お友達か…」

「うん・・・」

「お寿司でお祝いだ…」

「少しぐらいなら飲んでいいって…伊集院先生も言ってたから…お祝い用のワイン飲む?」

「そうだな…でも、梓は飲めないぞ…」

「分かってます」

私が椅子から立ち上がろうとすると雅樹さんが腰を上げた。

「俺が取って来る…」

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