離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
一階の部屋と言うから、陽当たりとか安全面が気になったけど、この部屋はテラス付きの南向きで陽当たりはとっても良かった。
夜は引っ越し祝いと称し、『ヘブンズホテル・ヒルズ』内にあるイタリアンレストランのケータリングをオーダー。

テラスのウッドデッキで二人だけのパーティ。

「あれ?梓は飲まないの?」

「だって…酔ったら…また…雅樹さんに迷惑掛かるし…」

「でも、少しくらい飲んだら?」

「いえ、結構です」

私はオレンジジュースが入ったグラスを持って逃げる。

彼はワインボトルを持って追い駆けて来た。

「雅樹さん!!?」



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