離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「確かに高屋さんになりましたけど…まだ・・・ピンとこないんです…笑わないで下さい。副社長」

「入籍してもう一ヵ月は経つぞ…そろそろ慣れて貰わないと困るぞ…梓」

「そのうち慣れますから…」

「そのうちね…いつだろうな…」

私達は目玉ショップのセレクトショップに辿り着いた。

「これだこれ…」

辰希さんお勧めの倉敷帆布とレザーの違った素材の合わせ布バックが一番目に付く店頭に並んでいた。

「いいんですか?こんな目立つ場所に置いて…」

「いいに決まってるだろ??カリスマバイヤーのお勧めだぞ」

雅樹さんはバックを一つ手に取り、眺める。

「色んな形のバックがありますね…これはトートバック、これはショルダーバックと…」

「普段使いのバックもあるし、これなんて…セレブ仕様のデザインだ…」

< 73 / 202 >

この作品をシェア

pagetop