離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「では、この私が貴方をご案内させていただきますわ。脇坂美波里様
私は高屋早智子と申します…夫は高屋知樹代表取締役です・・・」

「社長夫人…!?」

「社長夫人ですって…」

「私では御不満ですか?」

「いえ・・・」

美波里様の方が突然の社長夫人の登場にビビって退散してしまった。

「ありがとうございました…社長夫人」

「…雅樹さんは全く彼女に興味を示さなかったのに…彼女の方が彼のコトを気に入っていたようね。貴方が案内しようとしているお客様がお待ちよ。早く行って差し上げて」

「はい、本当にありがとうございました」

私は社長夫人に何度も頭を下げてその場を立ち去った。



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