あいつの隣にいる方法
「違うからね。みっちゃん、もう行くんでしょ?行こう。」

この場から逃げたくて、みっちゃんを連れて移動することにした。

「がんばってね、オレらも応援しに行くからな。」

言ってくれたのはもちろん山田君。

ありがとう、と山田君に2人で返事をする。

歩きだそうとしたとき、あいつに手を引かれた。

「がんばれよ。」

「うん。」

ちょっと笑いながら言われた言葉に素直にうなずく。

「じゃーな。」

「バイバイ」

そうして今度こそ招集場所に向かった。

係員の指示に従い動くうちに競技が終わった。
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