あいつの隣にいる方法
みっちゃんが私の居場所を見つけたのか、勢い良く走って飛びついてきた。

「すごかったね!! あ、ごめん。汗臭いね。」

離れると、隣に山田君がいたことに驚いていた。

「別に大丈夫だけど。お疲れ様。」

後から来たあいつは山田君と話をしていた。

「すごかったね!今日いち叫んだよ。」

「だろうね。走ってるところ、見てたよ。ここからだけど。」

「うん、ありがとう……って違うよ。すごかったのは佐々木君でしょ。」

ね?って隣にいるあいつに話を振る。

「ありがとう。たまたまアンカーやらされただけだけど。」

「他のメンバー、アンカーが佐々木君でよかったって話してたよ。」

「そろそろ控え戻らない?俺らまだ競技残ってるし。」

山田君、ナイス。

このままだとみっちゃん、まだまだ語りそうだから。
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