あいつの隣にいる方法
頭の上にタオルをかけ、あっちーと言いながら歩き出した。
数歩後ろを私も歩き出す。と、突然立ち止まるあいつ。
「何で後ろにいるんだよ。隣にこいよ。」
振り返って私を見ている。
隣まで歩いていくと、いつまでふくれっ面してるんだよ、と笑われた。
その後の閉会式で成績発表や先生の挨拶などが挨拶などをして運動会は終わった。
閉会式の時に私よりも前の方でみっちゃんが山田君と並んでいるのが目に入った。
教室に戻り担任から連絡事項などをされた後放課になる。
さすがに今日は部活がない。他にもそんな人が多くいるらしい。外にはすでに帰宅している人が目に入った。
「みっちゃん、今日どうするの?」
部活がない時も一緒に帰ることが多いみっちゃんに声をかけた。
「あ~、今日はゴメン。別でもいい?」
目をキョロキョロさせるみっちゃん。
「了解。また明日ね。」
「うん。本当にごめんね。また明日。」