あいつの隣にいる方法
「ハナ、大丈夫？あれからずっと暗いけど。」

あれからあいつとは口をずっと口をきいていない。

落ち込んだままの私をみっちゃんが心配してくれている。

この数日で分かったこと。

あいつと会話がなくても困ることはない。

でも、私はきっとあいつのことが好きなんだ。

あいつに対する気持ちが恋なら、いつからを好きだったんだろう。

分からないくらいずっと好きだったんだ。

毎朝挨拶されないだけで、会話がなくなっただけで、心が痛む。

あいつの行動を目で追うことが増えた。

よく話をしている女の子は同じあの子だ。もしかしたらあいつ彼女かもしれない。

もし本当にそうだったら……と思うと悲しくなる。

そして尚更、話しかけづらくなるという負のループにはまってしまっているのだ。

ケンカがきっかけで、自分の気持ちを認めることになったなんて……

自分自身にあきれる。

私の話を聞いてくれるばかりのみっちゃんにも申し訳ない。
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