ドSなご主人様の溺愛が甘過ぎる!!
「ごめんね。私は結輝が大好きだよっ〜!」

 ギュウッと自分の胸に結輝を押しつけて泣かせてあげた。

「ごめんなさい……でも、俺、結絵姉がいなかったら、生きていけない。」

「そ、それは大げさでしょ……?!」

「嘘じゃない。」

 本当……?

 でも小さい頃からずっと私のそばに結輝はいたから、本当なのかもしれない。 

「じゃあ、落ち着いたらリビングにきてね。」

 小さくうなずいた結輝に心の中で胸を撫で下ろした。
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