ドSなご主人様の溺愛が甘過ぎる!!
「ねえ。抱きしめてもいい?」

 前とは違って、聞いてきた。

 今は、心を落ち着けたい。

 誰でもいいから、そばで励ましてほしい。

 少しうなずく。

 すると前とは違ってすごく、優しく抱きしめてくれた。

 私は我慢できなくなって、涙を流して奏笑くんの胸に顔を埋めた。

「ふっ。可愛い。ねえ。俺と付き合わない?蓮みたいにはしないから。別れたんでしょう?」
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