1線超えたお兄ちゃんとの恋物語
「咲良、行きたいとこある?」
「え~っと、わたあめ食べたい!」
「じゃあ行こう。」
と2人でわたあめ屋に向かった。
「私、買ってくるから待っててね。」
と奏くんに言ってわたあめを買いに行く。
「奏くん、買ってきたよ!」
って言っても奏くんが見当たらない。
目の前に女と男がイチャイチャしてるだけ……
ってえっ!?その男、奏くんじゃん!
「ね~え~、私と一緒に遊ばない?」
「嫌です。俺、彼女いるんで。」
って奏くんは言って私を見た。
たぶん助けてって言ってる。
「奏くん!お待たせ~!」
「この人が彼女なんで。咲良、行くよ。」
「あ、うん。」
と私は奏くんと歩き出す。
「逆ナン、めんど……」
「奏くんってモテるよね。かっこいいし、優しいし、色気むっちゃ出てるし!」
「そんなん咲良だって……」
……?
「いや、なんでもない。」
そのころの凛と柚太は───