1線超えたお兄ちゃんとの恋物語

「如月、ここ答えろ。」


数学の先生が私を当てた。


「は、はい。えっと~。」


「-3。」


「北野正解。如月もういいぞ。」


よかった~。ってか蓮にお礼言わないと。


「蓮、ありがと。」


「別に。ってか咲良って馬鹿じゃん。」


「馬鹿って言った方が馬鹿なんです~。」


「小学生か。」


フッ、と鼻で笑われた。

私は蓮が言った通り馬鹿だ。


「今日、勉強会する?俺と2人で。」


「う~ん。じゃあ行く。」


奏くんに後でLINEしときゃいいでしょ。


「これからも連絡取るかもしれないからLINE交換しよ?」


「うん。」


そして私たちはLINE交換をした。

スマホを出したついでに奏くんにLINEを送った。


『友達と勉強会をして帰るので来なくて大丈夫です。6時半に帰ります。』


そして蓮と一緒に蓮の家へ向かった。
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