誰にも教えてアゲナイ!
「百合子さんはこちらにどうぞっ」
「あっ、樹里ちゃん、こないだは…」
「しーっ!ですよ、こないだ会った事は内緒にしてて…」
「あ、でも…言っちゃ…」
樹里ちゃんが椅子を引いて案内してくれた。
こないだ会った事、彼に言っちゃったんだけどなぁ…、聞かないで台所に行ってしまったし。
「わぁ、姉ちゃんが百合子姉ちゃん?」
「こんにちは。はじめまして、里沙に弟の龍(りゅう)です」
「龍だよっ。5歳だよっ」
里沙ちゃん、メモの子だわ。
樹里ちゃんとはまた違った可愛さだわぁ。
弟の龍君は5歳のヤンチャ盛り。
「百合子姉ちゃん、怪獣と新幹線、どっちで遊ぶ?」
どこから出して来たのか、ドサドサッとテーブルに置かれる玩具達。
「こらっ、龍!ご飯食べるから片付けなさいって言ったでしょっ」
「だって、百合子姉ちゃんと遊びたい」
「じゃあさ龍、マリアも混ぜてあげて」
里沙ちゃんに怒られて、いじける龍君に話し掛けてきたのは彼。
「マリア、りょうちゃと遊ぶ」
「諒ちゃんはお手伝いしてくるから、このお姉ちゃんと遊んでな」
「うっ…いーやぁー。りょうちゃじゃないといやぁっ。うわーんっ」
彼が私に抱っこさせようとマリアちゃんを手から離そうとしたら、大泣き。
「あっ、樹里ちゃん、こないだは…」
「しーっ!ですよ、こないだ会った事は内緒にしてて…」
「あ、でも…言っちゃ…」
樹里ちゃんが椅子を引いて案内してくれた。
こないだ会った事、彼に言っちゃったんだけどなぁ…、聞かないで台所に行ってしまったし。
「わぁ、姉ちゃんが百合子姉ちゃん?」
「こんにちは。はじめまして、里沙に弟の龍(りゅう)です」
「龍だよっ。5歳だよっ」
里沙ちゃん、メモの子だわ。
樹里ちゃんとはまた違った可愛さだわぁ。
弟の龍君は5歳のヤンチャ盛り。
「百合子姉ちゃん、怪獣と新幹線、どっちで遊ぶ?」
どこから出して来たのか、ドサドサッとテーブルに置かれる玩具達。
「こらっ、龍!ご飯食べるから片付けなさいって言ったでしょっ」
「だって、百合子姉ちゃんと遊びたい」
「じゃあさ龍、マリアも混ぜてあげて」
里沙ちゃんに怒られて、いじける龍君に話し掛けてきたのは彼。
「マリア、りょうちゃと遊ぶ」
「諒ちゃんはお手伝いしてくるから、このお姉ちゃんと遊んでな」
「うっ…いーやぁー。りょうちゃじゃないといやぁっ。うわーんっ」
彼が私に抱っこさせようとマリアちゃんを手から離そうとしたら、大泣き。