儚い天使の笑顔には影があって

「莉叶ん家は相変わらず金持ちだね。この車おっきすぎでしょ。この人数ならいつもの車でも余裕なのに」



「そう?でも人数伝えたら莉恋がこっちん方がよかって言うたけん」



「だって7人はさすがに乗れないけん、こっちん方がよかやろ?」



「7人も余裕だと思うけど…。(セレブ恐るべし)」



「莉恋」



「なぁに?愁」



「改めて、おかえり莉恋」



「ただいま、愁」



愁は悲しげな顔をして莉恋を抱きしめた。



ごめんね、愁。そげん顔させて。



莉恋はまだ強うなか。



強うなりたか。



絶対に終わらしぇる。



これが莉恋ん運命やけん。

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