君は私の唯一の光
君とのさよなら said 乃々花
「ののかおねーちゃん!お絵かきしよっ!」
「うん、いいよ〜。」
松原さんが来てから数日後、陽菜ちゃんと夕菜さんがお見舞いに来てくれた。
陽菜ちゃんは、元気いっぱいで、今から絵を描こうと張り切ってる。
夕菜さんは、例の好きな人から連絡があったみたいで、すぐに病室から出ていった。
「ののかおねーちゃん見て!うさぎさん!」
「ほんとだ、かわいい〜!」
小さい子特有のリアリティ皆無の絵。でも、それがすごく可愛い。
さっき、私のベットによじ登る陽菜ちゃんも可愛かったけど。
一生懸命、いろんな動物を描く陽菜ちゃん。小さい子と遊んだ事がない私から見たら、すごい癒し。
検査に行ってて病室にいない洸夜くんは、この光景を見たら、どう思うんだろう。
やっぱり、お姉さんたちがいることに驚くかな。
目の前にいなくても、洸夜くんの事を考えてしまう私は、そうとう重症な気がした。
「ののかおねーちゃん、好きな色って、なあに?」
「んー、何色がいいと思う?」
「ののかおねーちゃんは、ピンクがいいと思う!」
「それじゃあ、ピンクでお願い。」
「はーい!」
そう言って、何かを書き出した陽菜ちゃん。熱心に色鉛筆を握る様子にほっこりした。でも、同時に、こんな時間を過ごせるのも、あとわずかなんだな、とも思った。
「うん、いいよ〜。」
松原さんが来てから数日後、陽菜ちゃんと夕菜さんがお見舞いに来てくれた。
陽菜ちゃんは、元気いっぱいで、今から絵を描こうと張り切ってる。
夕菜さんは、例の好きな人から連絡があったみたいで、すぐに病室から出ていった。
「ののかおねーちゃん見て!うさぎさん!」
「ほんとだ、かわいい〜!」
小さい子特有のリアリティ皆無の絵。でも、それがすごく可愛い。
さっき、私のベットによじ登る陽菜ちゃんも可愛かったけど。
一生懸命、いろんな動物を描く陽菜ちゃん。小さい子と遊んだ事がない私から見たら、すごい癒し。
検査に行ってて病室にいない洸夜くんは、この光景を見たら、どう思うんだろう。
やっぱり、お姉さんたちがいることに驚くかな。
目の前にいなくても、洸夜くんの事を考えてしまう私は、そうとう重症な気がした。
「ののかおねーちゃん、好きな色って、なあに?」
「んー、何色がいいと思う?」
「ののかおねーちゃんは、ピンクがいいと思う!」
「それじゃあ、ピンクでお願い。」
「はーい!」
そう言って、何かを書き出した陽菜ちゃん。熱心に色鉛筆を握る様子にほっこりした。でも、同時に、こんな時間を過ごせるのも、あとわずかなんだな、とも思った。