君は私の唯一の光
洸夜くんが退院して、1週間と5日。
「もう、完治したのかな。」
洸夜くんが、元気にサッカーをしてるところが見たかった。あれほど楽しそうに、サッカーの事を話すんだもん。絶対輝いてるじゃん。エースだし。
そう思ったって、叶いっこない。
昼下がりの陽は、洸夜くんの笑顔みたいに眩しくて、目を瞑った。このまま眠れるかな……って思った時、病室の扉が開いた、気がした。
「の〜のか〜!」
あの人の声がする。遂に、幻聴まで聞こえだしちゃった。
目を開けて、違う人だって確かめるのが怖くて、動けない。
「寝てんの?」
あの人の声が、すぐ側で聞こえる。
そして、あの時と変わらない、大きくて優しくて心地いい手が、私の頭に触れた。
………っ————!!??
びっくりして、勢いよく起き上がった。
「うわぁっ!乃々花、起きてんじゃん。」
目の前にいるのは、自分の足で仁王立ちした洸夜くん。見慣れた松葉杖や包帯は、なくなっていた。
「こ………うや……くん…?」
「久しぶり、乃々花。」
相変わらず、眩しい笑顔。その笑顔を見ただけで、何かが溢れた。
「もう、完治したのかな。」
洸夜くんが、元気にサッカーをしてるところが見たかった。あれほど楽しそうに、サッカーの事を話すんだもん。絶対輝いてるじゃん。エースだし。
そう思ったって、叶いっこない。
昼下がりの陽は、洸夜くんの笑顔みたいに眩しくて、目を瞑った。このまま眠れるかな……って思った時、病室の扉が開いた、気がした。
「の〜のか〜!」
あの人の声がする。遂に、幻聴まで聞こえだしちゃった。
目を開けて、違う人だって確かめるのが怖くて、動けない。
「寝てんの?」
あの人の声が、すぐ側で聞こえる。
そして、あの時と変わらない、大きくて優しくて心地いい手が、私の頭に触れた。
………っ————!!??
びっくりして、勢いよく起き上がった。
「うわぁっ!乃々花、起きてんじゃん。」
目の前にいるのは、自分の足で仁王立ちした洸夜くん。見慣れた松葉杖や包帯は、なくなっていた。
「こ………うや……くん…?」
「久しぶり、乃々花。」
相変わらず、眩しい笑顔。その笑顔を見ただけで、何かが溢れた。