君は私の唯一の光
【said 乃々花】
「好きだ。」
洸夜くんが、そう呟いたように聞こえた。びっくりして、洸夜くんの顔を見ると、向こうも拍子抜けしたみたいな顔してた。
「あれ……今、俺……。」
洸夜くんが、ぎこちなく私と目を合わせる。その瞬間、思いっきり洸夜くんの顔が赤くなった。
「洸夜くん、顔赤いけど大丈夫?」
「……っ、大丈夫。」
急いで口元を片手で覆った洸夜くん。なんか、妙な沈黙が………。
なんか、話を振った方がいいのかな?と思い悩んでいたら、洸夜くんが口を開いた。
「あの、これから誤魔化すのもダサいから、言うわ。」
「え?」
何を?
「俺は…………」
何かを噛み締めるような表情の洸夜くんに、何も声をかけられない。漆黒の力強い瞳が、私を撃ち抜いた。
「乃々花が、好きだ。」
え?
ノノカガスキダ?
「それ…………って…」
「告白。」
あまりにもズバッと言ったことに面食らって洸夜くんに目を向けると、さっきまでの赤面はどこへいったのか、真剣な眼差しを私に向けていた。
「俺と、付き合ってください。」
「……………何かの、練習…とか?」
だって、それくらいしか考えられない。もしかしたら、お芝居とか。でないと………自分が、どうしたらいいのかわからない。
「んなわけない。俺は、乃々花が好き。だから、付き合ってほしい。」
「でも、私じゃ…………」
“私じゃ釣り合わない”って、言いたかったのに、その言葉は、洸夜くんに遮られた。
「乃々花は、俺が嫌いか?」
「そんなわけない!」
「じゃあ、好き?」
じっと、私の真意を探る様にこちらを見る。その瞳に捕らえられた時、口から言葉が溢れた。
「…………す………き……。」
「じゃあ、付き合ってくれる?俺は、乃々花が病気だろうが気にしない。ずっと、乃々花の側にいたい。」
「………っ————!」
自分が懸念していたことが、洸夜くんによって拭い去られた。その途端、自分の中で何かが堰を切った様に溢れ出た。
「私も、洸夜くんと一緒にいたい。」
嬉し涙が、私の頬を伝う。声が震える。
そしたら、いつの間にか、洸夜くんに抱きしめられていた。
「え?」
「めっちゃ嬉しい。ありがと、乃々花。俺は、ずっとそばにいるから。来れる日は、会いに来るから。俺の彼女になってください。」
「………私で、良ければ、よろしくお願いします。」
「乃々花じゃなきゃ、ダメだよ。」
しっかりと、たくましい腕に包まれる。さっきまで感じていた孤独感が、嘘のように晴れる。私の存在を、必要だと家族以外で初めて言ってくれた人。
私の命が尽きるまで、私は君を想うよ。
「好きだ。」
洸夜くんが、そう呟いたように聞こえた。びっくりして、洸夜くんの顔を見ると、向こうも拍子抜けしたみたいな顔してた。
「あれ……今、俺……。」
洸夜くんが、ぎこちなく私と目を合わせる。その瞬間、思いっきり洸夜くんの顔が赤くなった。
「洸夜くん、顔赤いけど大丈夫?」
「……っ、大丈夫。」
急いで口元を片手で覆った洸夜くん。なんか、妙な沈黙が………。
なんか、話を振った方がいいのかな?と思い悩んでいたら、洸夜くんが口を開いた。
「あの、これから誤魔化すのもダサいから、言うわ。」
「え?」
何を?
「俺は…………」
何かを噛み締めるような表情の洸夜くんに、何も声をかけられない。漆黒の力強い瞳が、私を撃ち抜いた。
「乃々花が、好きだ。」
え?
ノノカガスキダ?
「それ…………って…」
「告白。」
あまりにもズバッと言ったことに面食らって洸夜くんに目を向けると、さっきまでの赤面はどこへいったのか、真剣な眼差しを私に向けていた。
「俺と、付き合ってください。」
「……………何かの、練習…とか?」
だって、それくらいしか考えられない。もしかしたら、お芝居とか。でないと………自分が、どうしたらいいのかわからない。
「んなわけない。俺は、乃々花が好き。だから、付き合ってほしい。」
「でも、私じゃ…………」
“私じゃ釣り合わない”って、言いたかったのに、その言葉は、洸夜くんに遮られた。
「乃々花は、俺が嫌いか?」
「そんなわけない!」
「じゃあ、好き?」
じっと、私の真意を探る様にこちらを見る。その瞳に捕らえられた時、口から言葉が溢れた。
「…………す………き……。」
「じゃあ、付き合ってくれる?俺は、乃々花が病気だろうが気にしない。ずっと、乃々花の側にいたい。」
「………っ————!」
自分が懸念していたことが、洸夜くんによって拭い去られた。その途端、自分の中で何かが堰を切った様に溢れ出た。
「私も、洸夜くんと一緒にいたい。」
嬉し涙が、私の頬を伝う。声が震える。
そしたら、いつの間にか、洸夜くんに抱きしめられていた。
「え?」
「めっちゃ嬉しい。ありがと、乃々花。俺は、ずっとそばにいるから。来れる日は、会いに来るから。俺の彼女になってください。」
「………私で、良ければ、よろしくお願いします。」
「乃々花じゃなきゃ、ダメだよ。」
しっかりと、たくましい腕に包まれる。さっきまで感じていた孤独感が、嘘のように晴れる。私の存在を、必要だと家族以外で初めて言ってくれた人。
私の命が尽きるまで、私は君を想うよ。