君は私の唯一の光
俺がナースコールをした時のように、医者と看護師が慌てて来た。
「乃々花ちゃん、大丈夫?わかる?」
「……はい。」
今にも消え入りそうな、か細い声で返事をした乃々花に、心の底から安堵した。
そこから、医者がいろいろ見ながら機械が1個ずつ外されて、大分出会った頃の状態に戻った乃々花。酸素マスクとかは、そのままだったけど、乃々花の体から伸びるコードがほとんどなくなっていた。
良かった。ちゃんと、今は生きれてるんだ。相当、嬉しかった。昨夜、乃々花がこれから笑えるように願ったばかりなのに、いや、俺が笑わせるって決めたばっかりなのに、って思ってしまうから…………。
「乃々、大丈夫か?」
「うん……。いつも来てくれて、ありがとう。」
「んなの、気にすんなよ。」
目の前で繰り広げられる光景に、今度は俺がぶっ倒れそうだった。なんか、わかんないけど、すげーむしゃくしゃする。
ただ、唖然と乃々花と男を見つめていると、視線に気付いた男が、乃々花に「ちょっと待ってて。」と言って、こっちに向かって来た。
明らかに、俺とは違う空気をまとった男は、絶対俺より年上で、大人な感じがもろに溢れ出していた。少し恐縮してしまった。
「君が、乃々の同室の子か。」
「はい……。」
「俺は、翔って言います。これからまあまあ顔を合わせることがあると思うから、よろしく。」
「あ、いえ。こちらこそ。神山洸夜です。」
「神山くんね。乃々がまた危険な状態だったら、面倒をかけるけど、いろいろお願いします。」
「いえ、全然面倒とかではないです。これから1ヵ月、よろしくお願いします。」
「いい子が同室でよかったよ。」
そう言って、乃々花のベットに戻る翔さん。
やはり親しげに話す様子に、胸のイガイガが広がっていく気がした。
「乃々花ちゃん、大丈夫?わかる?」
「……はい。」
今にも消え入りそうな、か細い声で返事をした乃々花に、心の底から安堵した。
そこから、医者がいろいろ見ながら機械が1個ずつ外されて、大分出会った頃の状態に戻った乃々花。酸素マスクとかは、そのままだったけど、乃々花の体から伸びるコードがほとんどなくなっていた。
良かった。ちゃんと、今は生きれてるんだ。相当、嬉しかった。昨夜、乃々花がこれから笑えるように願ったばかりなのに、いや、俺が笑わせるって決めたばっかりなのに、って思ってしまうから…………。
「乃々、大丈夫か?」
「うん……。いつも来てくれて、ありがとう。」
「んなの、気にすんなよ。」
目の前で繰り広げられる光景に、今度は俺がぶっ倒れそうだった。なんか、わかんないけど、すげーむしゃくしゃする。
ただ、唖然と乃々花と男を見つめていると、視線に気付いた男が、乃々花に「ちょっと待ってて。」と言って、こっちに向かって来た。
明らかに、俺とは違う空気をまとった男は、絶対俺より年上で、大人な感じがもろに溢れ出していた。少し恐縮してしまった。
「君が、乃々の同室の子か。」
「はい……。」
「俺は、翔って言います。これからまあまあ顔を合わせることがあると思うから、よろしく。」
「あ、いえ。こちらこそ。神山洸夜です。」
「神山くんね。乃々がまた危険な状態だったら、面倒をかけるけど、いろいろお願いします。」
「いえ、全然面倒とかではないです。これから1ヵ月、よろしくお願いします。」
「いい子が同室でよかったよ。」
そう言って、乃々花のベットに戻る翔さん。
やはり親しげに話す様子に、胸のイガイガが広がっていく気がした。