―――ファッション―――
―――飛行機の中―――
あの日、自分直哉を選んだ時―――正樹はとても泣きそうな顔をしており、中村正樹は泣きながら、自宅に帰っていった。正樹の事は、兄貴の様に慕っており、どうしても、直哉が忘れられない。だから、振ってしまった。それに、正樹の事を怖い、そう思ってしまった時がある―――。この部屋で再会した時、凛と直哉は正樹の気持ちが分かり、ズキット胸が痛んだ。ずっと好きだった人を逃すのは、とても苦しく、とても悲しく、とても悔しい。だから、2人は正樹に謝る事になった。そうしたら、その日から、利恵ちゃんと付き合いだす事にしていた。凛は直哉と一緒に座り、手を繋いでいた。
『―――正樹兄さん・・・御免・・・俺も・・・悪かった・・・』
『見守ってくれて・・・ありがとう・・・』
あの時、2人ははっきりとそう言い、アメリカから日本へ旅立つ。いずれ新婚旅行で凛と直哉はイタリアとフランスに行く事になり、ハネムーンを楽しみにしていた。イタリアはジェラートがあり、本場のパスタがあり、ピザもある。いずれか、フランス料理も堪能できる。アブシンベル神殿にも行きたいし、ドイツのショコラも食べてみたい。イタリアのチョコはどういうのかしら?―――食べてみたい。ショコラはお菓子屋さんは、今、繁盛している。イチゴのパフェもあり、とても楽しみにしている。来週はお菓子三昧で、色々なお菓子を買う事にした。イチゴパフェも美味しく、チョコレートアイスも美味しく、マカロンも美味しい。焼き菓子のクッキーも美味しく、一緒に食べる事になった。

―――美味しい

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