―――ファッション―――
好きな人と一緒にいたいのは、当たり前の事であり、一緒にアパレル事業の仕事をしたい。だけど、彼女は無器用な為、正樹に勉強を教わって貰っていた。高校入学当時に比べて、上達はしているが、この天然ボケさに、正樹はいつも、大爆笑だった。こいつと一緒にいると、俺も楽しい。此の間、五回目の御見合いをしており、いつもの所で、御見合いをしていた。ホテルでの食事ではなく、もっと高い、御店を見っけて、其処に行く事になり、両親は吃驚してしまった。本当に、そんな高い所に、連れて行って、何をする気なの?―――凛の両親ははっきりと、問い質していた。
彼は真面目な顔をすると、『―――御見合いを、するだけです・・・こいつと一緒に居たいですし、彼女の笑っている姿が・・・見たいんです!!!!』ときっぱり言った。御見合いは、二人でもオッケイであり、とても美味しい、アラブの食事をしたくて、彼女を誘ったようだ。凛はぱぁぁ、と、嬉しそうな顔をすると、『―――えぇぇぇ?連れて行ってくれるの?あの高い店―――。行きたい、行きたい―――。』と、燥いでいた。
じゃぁ、この服を着ていきなさい、これで、デートも兼ねて、一緒に出歩けると、思うけれど?―――そう思わない?
『―――ありがとう・・・お母さん・・・』
凛は早速、着てみると、母親に化粧をして貰い、デートに行く事になった。正樹と一緒に出掛ける。ナチュラルメイクであり、髪形も変えてみた。

―――あら・・・良いじゃない・・・

来週の宿題、その恰好で行けば―――

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