―――ファッション―――
今、彼女ははっきりと言い、直哉は安心してしまった。正樹はキスされてしまい、高校での公認になってしまった。正樹は大学生の男性で、バイト出来るようになったのが、彼の御蔭である。実は、この服屋のデザインは、正樹も考えており、大学生になってから、恋人になって欲しい、そう言われていた。だけど、彼女は高校生であり、直哉と許可を持って付き合っている。
アパレル関係はとても難しく、今度、正樹はイタリアのミラノに行かねばならない。イギリスのファッションも見に行きたい。一週間程の、研修があり、彼女は一緒に行きたい、そう言いだした。
彼女はまだ子供だし、授業があるだろう。一週間で、帰って来るから―――。
正樹とは小さい頃から幼馴染で、色々と、勉強を教えてもらい、アパレルに興味を持つようになった。自分で作った服を、御店で売ったり、女優さんに着せてあげたくて、一生け懸命に頑張った。
彼女は有名なアパレル関係の仕事をしたいし、可愛い服を見立てて、とても面白い筈だ―――。アパレル関係はとても大変で、今、デザインも真面に描けない。正樹に教えて貰っても、上手く行かなかった。正樹が描くデザイン画はとてもうまく、凛は悔しかった。昔から、デザインの絵を描いていたが、どれも駄目だと、両親に言われてしまった。デザイナーなんか、食って行けるのか??
そう言われてしまい、正樹の目の前で、わんわん泣いていた、どうやったら、上手くなれるのだろう。彼女は悩んでいた。アパレルを甘く見ていた所為か、勉強不足だったり、困っていた―――。
困っているのは、当たり前の事で、凛は必至にデザイン画を覚えていた。アパレル関係の大学にも行きたい。大学に行くにも、自分でバイトして、勉強して、奨学金を貰おうと思っていた。
―――此処の大学・・・レベルが高いのよね?
頑張らないと―――。
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