―――ファッション―――

それから、家に帰ると、彼女は両親にケーキを渡すと、母親は眼を丸くした。そこには、人数分あり、それぞれ自分達のケーキもあった。イチゴのパフェのような、デザートもあり、凛はとても美味しく頂いた。そうして、今日はクリスマスの日であり、皆で、お祝いしようと、思い立った。七面鳥やケーキやオムライスもあり、彼等はとても美味しそうに頂いた。それに、今日は正樹の誕生日でもあり、凛以外、ワインとバーボンウイスキー、ブランデーを、父親は飲み放題だった。誕生日はやっぱり、祝っててくれるのは、嬉しい筈だ。中谷凛はそんな表情をしている父を、余り見た事がなく、ちゃんと、正樹を受け入れてくれるのをみて、涙を流してしまった。
『―――君は・・・バーボン・ロック・・・初めて、飲むのかい？大丈夫か？酒を飲み過ぎてはないか？』
『―――御父さんたら・・・今日はクリスマスだし、何を言っても、誕生日だし、良いじゃない』
母親がそう言うと、父は『―――そうだな！！！結婚する時には、ちゃんと報告しなさい、2人とも―――。』
2人は視線を合わせると、『―――結婚か・・・楽しみにしているわ・・・』と、凛は喜んでいた。正樹も『―――俺・・・幸せに、します！！！』と、豪語した。
両親は顔を見合わせると、この二人なら、大丈夫だと、本気で思っており、彼女を嫁に出す覚悟を持っていた。

―――愛しているから

だから、浮気するな―――