―――ファッション―――
彼女は直哉と一緒に昼食を食べ、色々と、話をしていた。彼は優しく、包容力があり、イケメンである。凛は惚れっぽい性格なので、ドキドキ、してしまい、一緒にいて楽しい。彼女はもう泣いておらず、同じクラスの友達は、直哉の御蔭で大人しくなった。馬鹿にされるのが、一番、辛い。彼女はニコッと笑うと、凛は直哉と一緒に帰る事になった。高校生の生活が楽しいと思ったのが、今日が初めてだった。入学当初から、天然ボケとか、頭悪いとか、水を掛けてくるような人もいる。
直哉が納めてくれなかったら、自分はどん底に落ちていく。友達から、見放されていると思い、あまり話しかけてくれる人がいない。彼女は正樹が好きで、今日は迎えに来てくれる事になっている。凛は高校の入学式の前、正樹と御見合いしている。だけど、それより、良い人だなぁぁ、と、思ってしまった。此処の高校はよく見たら、いじめ問題が、一杯あった。テレビ局に、勝手に写されたり、馬鹿な子、と言われたり、とても悔しかった。それは―――花見純は逮捕されると、生徒達も逮捕する、と言い、警察を呼んでもらい、花見純のいい加減な授業は、漸く収まった。
クラスの子達は、彼女を虐めていたのは、彼女が美人で、羨ましいと、思っているからでもある。
『―――ごめんね・・・』
『嫉妬する事は、今度から、辞めてね?』
彼女は―――凛はずっと正樹と居り、直哉は一緒に『―――帰らない?』と、言ってきた―――。
凛は吃驚してしまい、『―――ごめん・・・車、待たせているの・・・』と断ろうとしたーーー。直哉は眼を丸くすると、『―――そ・・・そうか、それは残念だな。』と言ってきた。

―――頑張れ―――

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