―――ファッション―――

―――入学式も、教科書を手に入れるのも、終わりになり、彼女はバイトに行こうと思った。服屋は今、注目を浴びており、マリンスカートが売れている。パフスリーブも売れており、懐かしさを泳がす。緑のワイシャツに、黒いパンツを、今、凛は穿いている。化粧も仕直し、あれから、随分と成長していた。此処の高校の名前は、『LIVE CLOSET』と言い、この日から、凛は勉強も仕事も両立できるように、頑張る事にした。アメリカなら、自由に学べる学校があると聞き、別荘に移り住む事になり、此処の学校に来るようになった。高橋直哉は一緒に来ており、それで自分は幸せだった。直哉も自分家から、お金を出して貰い、アパレル事業をやれるまで、アメリカで住む。
そう言いながら、家を出てきてしまった。彼女は一緒に来た事で、メイドさんも雇っているから、とても賑やかな別荘になるだろう？―――。
凛は今、電車に乗っており、バイト先に向っていた。ファッションショーを見に行くと言ったら、『―――え・・・ぇぇぇ？』と、直哉は叫んでいた。一緒にいかない？―――と、聞いてきた。
ファッションショーを見に行く事で、何かで刺激を貰う事も考えていた。モデルはあの人―――皆口綾子と言い、彼女はボン・クレイブさんが作った、上下が真っ赤な服に、黒いタイトスカートを着せる事にしていた。スタイリストになりたいなら、『―――何か・・・ヒントを、貰いなさい。』と言われた。三北宏司は六十くらいであり、直哉の御じい様でもある。彼女は吃驚してしまった。彼は母親が三北と言い、彼女は複雑な家庭環境に吃驚していた。

『―――貴方の・・・御じい様だったのね・・・』

吃驚しちゃった―――

本当に・・・ファッションショーをみれるなんて・・・