―――ファッション―――
―――明日から、着ていく服を買いに来ており、お金を降ろして貰わねばならない―――
バイト先の服を、余った服を貰いたくて、お金は払うから、下さい。バイト先の店長さんに聞いてみた。彼女は―――店長さんは、吃驚しており、『―――良いけど・・・君、好みは何？』と聞かれてしまい、思わず茶色いチェックのスカート、と言ってしまった。店長さんは眼をパチパチすると、『―――君・・・来てみなさい・・・判定してみるから。』と、吃驚するような事を言ってきた。彼女は正社員になり、デザイナーになり、スタイリストになる事。この二つのアパレル事業が、彼女を動かしている。
『―――似合うじゃないか・・・それで、デートでも、してきなさい。お金はいいから―――。』
其の言葉に、彼女は泣いてしまった。こんなにも、アメリカ人が良い人だと、思っていなかった。
『失礼だね・・・君は・・・絶対に、大物になれるよ・・・俺が・・・保証する―――。』
凛は『ありがとう、ございます。』と言い放ち、そのまま持って出て行ってしまった。彼女は自分が来た服を、正樹に写真を送ってあげたい。それくらいなら、正樹に連絡をしても良い、そう言われていた。正樹に連絡しようとした。その時、正樹は連絡が来ると、直ぐに返事が来ていた。
彼のメールには、たった一言―――。
『―――似合う・・・』
其の言葉に、彼女はぱぁぁぁぁ、と目を輝かせると、この服でファッションショーに行く事にした。凛はとても楽しみにしており、正樹には『―――頑張れ・・・』と、言われていた―――。

―――正樹・・・あの時は、ごめんね。

これから、私・・・頑張るからね？―――

< 50 / 141 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop