―――ファッション―――
―――あれから、数日―――
彼女はいつもの様に、勉強しながら、バイトをしている時があり、スカートを自分に合わせると、足の長さなど、ウエストの太さなど、アメリカ人や色々な国の人に、ちゃんと合わせなければならない。アメリカ人は試着室を使うことなく、そのまま着替えてしまう人がいると、聞かされていた。さて、本当なのか―――凛はそれを、確かめてみる事だ。それはテレビでやっていた事で、多分、本当の事だろう。ピンクと緑と青のセーターに、青いスカートを纏っている人がいた―――。
アメリカの服は個性的で、平気でタンクトップを切る事がある。タンクトップは日本では、若い子が着る事で、アメリカでは、誰もが着る事がある。凛はずっと直哉と一緒にバイトをしながら、勉強しており、スタイリストに向けて、綺麗な服を作る事と、コーディネーターをやってみたい。
アメリカの高校生達は、綺麗な恰好を着ている時もあるが、日本人と同じように家では、楽な恰好をしている人が、沢山、沢山いる。三北宏司はいずれ自分の御じい様になり、自分の家族になる。
母親の旧姓であり、母親は会長であり、父親が社長であり、御じい様の友達は、ボン・クレイブ。
『―――皆、ありがとう・・・サンキュー・・・私も・・・ファッションショーを見ながら、頑張りたいです。此処の学校は、色彩を学んだり、その色彩によって、服のベースが決まっていくし、その服の色彩により、コーディネーターも変わって来る。』
『―――そうよ?貴女・・・中学生の時には、あんなにビービー泣いていたのに、こんなにしっかりしてきて・・・良かった―――。』

―――私の・・・埃よ・・・

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