―――ファッション―――
『―――私の服・・・選んでくれるの?』
『今日は、この後、無礼講だし、序に、ケーキバイキングにいかない?―――ケーキバイキングなら、近くにあるわよ?』
『―――良いわね・・・彼方達の事も知らないし・・・知りたいのよ・・・どんな服を日本人が好きなのか?』
其の言葉に、『貴方の御父様が建てたショッピングモールと、アメリカ人用の服を売っている所に、行きたいの・・・いいでしょう?』と張り切っていた。中谷凛は一緒に行く事になった。
『―――皆で、行きましょう?皆川君、生田マリア、利恵ちゃんも、一緒に行きましょう?』
彼等はマリンの意見に賛同し、ショッピングモールを見回る事になった。入学式はとても楽しみにしており、彼女は今日から、遂に、此処の高校の生徒になった。だから、両親に見守ってて欲しい。入学式の一週間後だが、彼女達は親睦会を含めて、酒は飲めないが、ケーキバイキングも行きたくて、食事もしたい、そう思っていた。此処の高校の校長先生は、三北宏司は良い人で、自分の御じい様でもあり、かなり嬉しかった。
『頑張れ・・・桜は・・・短い、だから、綺麗に咲き誇るんだ・・・』
其の言葉に、凛はじわっと涙が零れ落ち、『―――ありがとう、ございます。』とお礼を言った。
いつもの様に、食事をしてから、直哉と凛は付き合っていると、誰もが知っている中であり、2人とも緊張していた。

―――これから―――

宜しく・・・お願い・・・致します―――


< 58 / 141 >

この作品をシェア

pagetop