身ごもり婚約破棄しましたが、エリート弁護士に赤ちゃんごと愛されています
荒川の河川敷にある公園は、屋外運動用のコートもある面積の大きい公園だ。遊具のある広場は、まりあくらいの子どもたちで溢れていた。
梅雨であまり外に出られなかった親子連れが、今日の晴れ間に集中しているといった感じ。
「よーし、まりあ行こう!」
まりあは初めての遊具に歓声をあげて走っていった。私も追いかける。
普段、保育園で行ける範囲にここまで大きな公園はないものね。運動神経のいいまりあは年上の子たちに負けじと滑り台の階段をすいすい登って行ってしまう。
「こらこら順番よ」
強引に割り込むまりあに、年上のお姉ちゃんが順番を譲ってくれた。
「ごめんね。ありがとう!」
「おお~」と喜びの声を上げつつするする滑り降りてきたまりあを回り込んで捕まえる。
「こら、まりあ。順番でしょ」
「はーい」
返事はいいんだけどなあ。わかってるのかなあ。
まりあはすべての遊具を飽きるまで堪能し、その後は私が持っていった柔らかなボールを投げっこしたりサッカーごっこをしたりして遊んだ。途中、何度も何度も水筒でお茶を飲み、汗もたっぷりかき、午前中だけですべての力を使い果たしたのでは?という様子。
「まりあ、そろそろお腹減らない? お昼にしよう」
「いいねえ。まりあ、おににぎしゅきよ」
「ツナマヨとこんぶと梅干しだよ」
「たまもやきはあるの?」
「卵焼きね、あるよ」
最近、会話もずっとしっかりしてきた。修二と再会した一月の頃と比べてもまりあはものすごく成長している。
こんな目覚ましい成長、そりゃ、近くで見ていたいに決まっているよね。
修二を思いだし、また切ない気持ちになる。
駄目だ、今日はまりあと楽しみにきたんだから。
梅雨であまり外に出られなかった親子連れが、今日の晴れ間に集中しているといった感じ。
「よーし、まりあ行こう!」
まりあは初めての遊具に歓声をあげて走っていった。私も追いかける。
普段、保育園で行ける範囲にここまで大きな公園はないものね。運動神経のいいまりあは年上の子たちに負けじと滑り台の階段をすいすい登って行ってしまう。
「こらこら順番よ」
強引に割り込むまりあに、年上のお姉ちゃんが順番を譲ってくれた。
「ごめんね。ありがとう!」
「おお~」と喜びの声を上げつつするする滑り降りてきたまりあを回り込んで捕まえる。
「こら、まりあ。順番でしょ」
「はーい」
返事はいいんだけどなあ。わかってるのかなあ。
まりあはすべての遊具を飽きるまで堪能し、その後は私が持っていった柔らかなボールを投げっこしたりサッカーごっこをしたりして遊んだ。途中、何度も何度も水筒でお茶を飲み、汗もたっぷりかき、午前中だけですべての力を使い果たしたのでは?という様子。
「まりあ、そろそろお腹減らない? お昼にしよう」
「いいねえ。まりあ、おににぎしゅきよ」
「ツナマヨとこんぶと梅干しだよ」
「たまもやきはあるの?」
「卵焼きね、あるよ」
最近、会話もずっとしっかりしてきた。修二と再会した一月の頃と比べてもまりあはものすごく成長している。
こんな目覚ましい成長、そりゃ、近くで見ていたいに決まっているよね。
修二を思いだし、また切ない気持ちになる。
駄目だ、今日はまりあと楽しみにきたんだから。