身ごもり婚約破棄しましたが、エリート弁護士に赤ちゃんごと愛されています
翌日月曜、朝から私はバタバタだった。
「やらのー。やらのよー」
起きだしてきたまりあは不機嫌そのもの。少し早く起きて朝ごはんと保育園の用意をしていた私は不機嫌なまりあに手を焼いた。食卓に着かせても、ぐずぐずべそべそ。泣き顔もそりゃ天使みたいに可愛いけれど、余裕がないと可愛いだけでは済まない。
「まりあ、食べよ。ほら、ロールパンだよ。ぶどう入ってるねえ」
「ぶろうはややよっ!」
まりあはレーズンロールパンをテーブルに投げてしまう。
「こら!」
つい声を荒げてしまったら、今度はびゃあびゃあ泣き出す始末。
ああ、普段は母や父が緩衝材になってくれていたんだなあ。私ひとりだと手が足りないし、心に余裕もない。
とにかく着替えさせようと、パジャマを脱がせるものの、トレパンもおむつもはきたくないと大騒ぎ。なんとか言いくるめて服を着せて、ソファでひっくり返って泣くまりあの横で私もロールパンを口に放り込んだ。メイクの時間すらあるかわからない。
超特急で仕度を終え、涙が止まったまりあにジッパーバッグに入れたレーズンロールパンを持たせた。本来は好物だ。きっとベビーカーに乗って機嫌を直せば食べてくれるだろう。歯磨きする時間はないけど、保育園でお願いしてしまおう。
「やらのー。やらのよー」
起きだしてきたまりあは不機嫌そのもの。少し早く起きて朝ごはんと保育園の用意をしていた私は不機嫌なまりあに手を焼いた。食卓に着かせても、ぐずぐずべそべそ。泣き顔もそりゃ天使みたいに可愛いけれど、余裕がないと可愛いだけでは済まない。
「まりあ、食べよ。ほら、ロールパンだよ。ぶどう入ってるねえ」
「ぶろうはややよっ!」
まりあはレーズンロールパンをテーブルに投げてしまう。
「こら!」
つい声を荒げてしまったら、今度はびゃあびゃあ泣き出す始末。
ああ、普段は母や父が緩衝材になってくれていたんだなあ。私ひとりだと手が足りないし、心に余裕もない。
とにかく着替えさせようと、パジャマを脱がせるものの、トレパンもおむつもはきたくないと大騒ぎ。なんとか言いくるめて服を着せて、ソファでひっくり返って泣くまりあの横で私もロールパンを口に放り込んだ。メイクの時間すらあるかわからない。
超特急で仕度を終え、涙が止まったまりあにジッパーバッグに入れたレーズンロールパンを持たせた。本来は好物だ。きっとベビーカーに乗って機嫌を直せば食べてくれるだろう。歯磨きする時間はないけど、保育園でお願いしてしまおう。