身ごもり婚約破棄しましたが、エリート弁護士に赤ちゃんごと愛されています
修二が肩代わりしてくれているとはいえ、まりあの保育園の持ち物や提出物、毎朝の家事育児は、両親を頼りにしてきた私に重くのしかかっている。
結果、疲れからまりあのイヤイヤに対応する元気が出ないのだ。ごはんを食べてくれず大泣きするまりあをつい怒ってしまうし、無理やり服を着せてベビーカーに詰め込むようにして出勤する日も増えた。
日々に余裕がない。自分のキャパシティの少なさにがっかりしてしまう。私の都合で苛々してまりあに寂しい思いをさせて……こんなのやだなあ。
水曜の夜、二十一時半に私はくたくたになって帰宅した。
閉店間際にアレンジフラワーの依頼があり、閉め作業が大幅に遅れたのだ。
「修二、ごめんね。遅くなった」
「大丈夫。まりあは風呂で散々遊んで二十時過ぎには寝ちゃったよ」
まりあはソファでブランケットをかけられ眠っている。可愛らしい天使の寝顔だ。
最近、まりあの笑顔を見てない気がするな。私が怒ってばっかりだから。
部屋は綺麗に整理整頓されていた。まりあが寝てから私が帰るまでの間に、修二は掃除もしておいてくれたようだ。
夕飯は生姜焼きだと、レンジで温めてくれている修二の背中を見て、なんだか情けない気持ちになった。
「修二はすごいね」
思わずぼそりと言葉にしてしまう。
結果、疲れからまりあのイヤイヤに対応する元気が出ないのだ。ごはんを食べてくれず大泣きするまりあをつい怒ってしまうし、無理やり服を着せてベビーカーに詰め込むようにして出勤する日も増えた。
日々に余裕がない。自分のキャパシティの少なさにがっかりしてしまう。私の都合で苛々してまりあに寂しい思いをさせて……こんなのやだなあ。
水曜の夜、二十一時半に私はくたくたになって帰宅した。
閉店間際にアレンジフラワーの依頼があり、閉め作業が大幅に遅れたのだ。
「修二、ごめんね。遅くなった」
「大丈夫。まりあは風呂で散々遊んで二十時過ぎには寝ちゃったよ」
まりあはソファでブランケットをかけられ眠っている。可愛らしい天使の寝顔だ。
最近、まりあの笑顔を見てない気がするな。私が怒ってばっかりだから。
部屋は綺麗に整理整頓されていた。まりあが寝てから私が帰るまでの間に、修二は掃除もしておいてくれたようだ。
夕飯は生姜焼きだと、レンジで温めてくれている修二の背中を見て、なんだか情けない気持ちになった。
「修二はすごいね」
思わずぼそりと言葉にしてしまう。