子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
副社長の娘たち
二人でキスを交わしてるとノックの音。
「桜木です。社長」
「あ・・・少し待ってくれ」
柊也さんは慌てて私から離れ、唇に付いた私のグロスを指で拭った。
私もノートパソコンに目を向ける。
「いいですか?」
桜木さんの催促の声。
「あ・・・いいですよ。入って下さい、桜木さん」
「失礼します」
桜木佳斗(サクラギケイト)さん。年齢は三十五歳。
副社長の次女・澪(ミオ)さんの夫であり、日本のホテルでは余り馴染みのないゲストリレーションズオフィサーに就いていた。海外のホテルには当たり前にあるホテルの職種。VIPお客様や一部の優良客のついてあれこれお世話をしたり、支配人不在の場合はホテルの支配人代役も務める。ホテルにとっては重要な役割りを担う人。
普段はコンシェルジュチーフとしてロビーのコンシェルジュデスクに立っている。
「桜木です。社長」
「あ・・・少し待ってくれ」
柊也さんは慌てて私から離れ、唇に付いた私のグロスを指で拭った。
私もノートパソコンに目を向ける。
「いいですか?」
桜木さんの催促の声。
「あ・・・いいですよ。入って下さい、桜木さん」
「失礼します」
桜木佳斗(サクラギケイト)さん。年齢は三十五歳。
副社長の次女・澪(ミオ)さんの夫であり、日本のホテルでは余り馴染みのないゲストリレーションズオフィサーに就いていた。海外のホテルには当たり前にあるホテルの職種。VIPお客様や一部の優良客のついてあれこれお世話をしたり、支配人不在の場合はホテルの支配人代役も務める。ホテルにとっては重要な役割りを担う人。
普段はコンシェルジュチーフとしてロビーのコンシェルジュデスクに立っている。