子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
「・・・槇村先生、嘘は言ってないと思いますよ」
「・・・俺が不能じゃなかったら、体外受精なんてしなくてもいいのに…」
「それは言わないでください…柊也さん」
「凛香…」
「まずは良質な卵子が採れるように頑張ります…だから、柊也さんも協力お願いします…」
「・・・そう言われても…俺は何をすればいいんだ?」
「まずは寝かせてください…」
「えっ?それって…夜の夫婦生活出来ないのか?」
「出来ないコトはないですよ…自重して欲しいんです…」
「・・・自重ね…久しぶりに濃密な夜を過ごしたかったのに…」
俺は自重しろと言われ、凹んだ。
「今夜は特別ですよ‥・明日から自重してくださいね…」
落ち込みの激しい俺を見て、凛香が折れた。