子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
「拓郎のコト考えているだろ?凛香」

「私は別に…」

「俺と拓郎を比べているな…」


腰の動きを止め、私の中に欲望を留めながら上から私を見ていた。
彼のカラダから吹き出した汗が私の胸許に滴り落ちる。

「拓郎が生きていれば…俺にとって最大のライバルだったな…」

「柊也さん・・・」

「…究極の選択だ…凛香君は俺と拓郎、どっちを選んでいた?」

「いきなりなんですか??」

「答えろっ」

柊也さんは究極にいじわるな質問をして来る。

「そんなコト訊かれても…答えられません!!」

私は回答拒否。

「…それでは質問の答えになっていないぞ…凛香」

「選べません…」

「選べっ」

「じゃ黒沼さんを選びます…」

「はぁ?何で!?そこで黒沼が出て来るんだ??」



< 114 / 150 >

この作品をシェア

pagetop