子連れシンデレラ(2)～スパダリ社長の独占欲は極上の愛～

翌朝、玲也に『ママのお腹が大きくなるまで赤ちゃんが出来たコトは誰にも言わないで』と強く言い聞かせた。

その場では『分かった』と言いながらも、相手は子供。
玲也は大の仲良しの朔斗君につい口を滑らせてしまった。

朔斗君から私の妊娠を知った紗羅さんからお祝いの『LINE』メッセージを貰った。


「戻りました」
妊娠した私の代行で玲也の幼稚園の送迎に行っていた黒沼さんが帰って来た。

「早速ですが…玲也君…凛香さんの妊娠…皆に言ってしまいました…」

「私も紗羅さんからの『LINE』メッセージで知りました…」

「何て口の軽いヤツだ…全く…誰に似たんだ？」

「それは…」
私は柊也さんをジッと見つめた。

「俺かよ！？まぁ―・・・澪の件もあるし…そう思われても仕方がないと思うけど…」

「・・・」

「まぁ喜ばしいコトですし…いいじゃないですか…」

「まぁな…」