子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
柊也さんが怜也を抱っこして、共に『東亜医科大付属病院汐留分室』の救命救急センターに車で駆け込んだ。

「急性虫垂炎の可能性が大きいですね…」

玲也が虫垂炎。
「先生…お願いします」

「玲也君…一人で大丈夫?」

玲也は痛みを堪えながら、私をジッと見つめた。
「ママが居た方がいいか…」

「凛香…頼む…付き添ってやってくれ」

「はい…」


私も玲也の手をしっかりと握った。


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