子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
俺達は人様に夫婦の情けない姿を晒してしまった。
「話の続きは後だ…俺はエレベーターホールまで…長谷川社長を見送る」
俺に涙目で頭を下げる凛香。
俺は彼女の頭を軽く撫で、長谷川社長をエレベーターホールまでお送りした。
「申し訳ありません…俺が忙しい貴方を社長室に招いたのに…何のお構いも出来ず…逆に恥ずかしい姿を見せてしまいました…」
「・・・凛香さんの母親は所謂毒親で…拓郎も気に掛けていました…母子家庭だから…仕方がないのかもしれないけど…早々に縁を切らせるのが得策だと思います」
「…そうですか…」
「筒見社長は心の優しい人だ。自分の瓜二つの男性と結婚まで考えていた女性と一緒になるなんて…俺には出来ないですよ」
エレベーターが停止。
扉が開く。
「では、また…」
「今日はありがとう御座いました」
「話の続きは後だ…俺はエレベーターホールまで…長谷川社長を見送る」
俺に涙目で頭を下げる凛香。
俺は彼女の頭を軽く撫で、長谷川社長をエレベーターホールまでお送りした。
「申し訳ありません…俺が忙しい貴方を社長室に招いたのに…何のお構いも出来ず…逆に恥ずかしい姿を見せてしまいました…」
「・・・凛香さんの母親は所謂毒親で…拓郎も気に掛けていました…母子家庭だから…仕方がないのかもしれないけど…早々に縁を切らせるのが得策だと思います」
「…そうですか…」
「筒見社長は心の優しい人だ。自分の瓜二つの男性と結婚まで考えていた女性と一緒になるなんて…俺には出来ないですよ」
エレベーターが停止。
扉が開く。
「では、また…」
「今日はありがとう御座いました」