子連れシンデレラ(2)～スパダリ社長の独占欲は極上の愛～

凛香は声を押し殺して泣いていた。

「長谷川社長が言っていたお前の母親は毒親だと…俺は悪いコトをしたと思っていない。君と玲也の為に最善の方法だと思っている…」

「…悪いのは私です…いけないと思いながらも母にお金を渡していた私が悪いんです…」

「そうやって自分の責めるのは良くないぞ…凛香」

「でも・・・」

俺は彼女の肩を抱く。

「君の家族は俺と玲也だけだ…それでいいだろ？」

「柊也さん…」

彼女も俺に靠れかかった。

赤く泣きはらした瞳に艶を感じる。

「愛してる…」

俺は甘い声で凛香に囁き、唇を重ねた。